実績の言語化
「特に実績と言えるものがない」と感じる人ほど、棚卸しの手順を踏んでいないだけであることが多い。
棚卸しの手順
①直近3年でやったことを、期間ごとに全部書き出す。評価せずに、まず量を出します。
②それぞれに「状況・自分がしたこと・結果」を1行ずつ足す。ここで初めて実績の形になります。
③「自分がしたこと」が主語になっているか確認する。「チームで達成した」は実績になりません。そのうち自分は何をしたのかを切り分けてください。
④3つに絞る。関連性のある3つを選びます。バラバラの3つより、一貫した3つのほうが人物像が伝わります。
数字がない仕事の場合
売上や件数が持てない職種は多くあります。その場合、数字の代わりに使えるものが3つあります。
数字の代わりになるもの
①前後の変化。「手作業だった集計を自動化し、月20時間かかっていた作業を2時間にした」。時間は誰の職種でも数えられます。
②範囲。「3部署にまたがる調整を1人で担当した」。人数・部署数・案件数。
③継続性。「3年間、担当した案件で納期遅延が0件」。ミスがないこと自体が実績です。
特に②③は、管理部門・技術職・バックオフィスで有効です。「売上を作っていない=実績がない」ではありません。
規模が小さい場合
「小さい会社なので規模で負ける」という懸念はよく聞きます。しかし、採用側は規模より担当範囲を見ています。
小規模組織の強みは一人で複数工程を見ていることです。大企業では分業されている工程を通しで理解している人材は、実は希少です。
伝え方:「〇〇から△△まで一貫して担当していました」。これは大企業出身者には言えないことです。不利だと思っていた点が、差別化になります。
失敗をどう扱うか
「失敗した経験を教えてください」はほぼ必ず聞かれます。ここでの正解は成功に見せかけないこと。
組み立ては3点。何が起きたか → 自分の判断のどこが誤りだったか → 次にどう変えたか。
避けたいのは次の3つです。
・失敗を他人のせいにする
・「失敗はありません」と答える(挑戦していないと受け取られます)
・失敗を語って、そこで終わる(学びまで言って初めて評価されます)
失敗の内容そのものは、実はあまり見られていません。自分の判断ミスとして認識できているかだけが見られています。
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